軽井沢便り:クラシック・ギタリスト斎藤明子のブログ「軽井沢便り」

軽井沢便り

モーツァルト・スーパースター

2011.Oct.29
カテゴリー: 音楽について

110905_musica emasenepo.jpg今日はモーツァルトがお好きな方たちがお集まりになる会で、モーツァルトばかりを演奏しました。

ムージカ・エマセネポー(open sesame! オープンセサミを逆から読んだのですが)のメンバーから、ヴァイオリン、フルート、クラリネット、ギターの4人で演奏しました。
ギターにはモーツァルトをはじめ、天才作曲家が書いた曲がないのです。若いころから大作曲家の大きな作品に触れることができたら、という漠然とした憧れがありました。

それが今年このグループを作ってから、他の楽器のためにかかれたものを、グループにある楽器だけで何とか演奏できないかと試行錯誤するようになったのです。そして次々と大作曲家の作品に触れることができるようになりました。

実際に経験してみると、天才の世界は特別に素晴らしいものでした。いつまでもそれを手放したくないような、どこまでも追求していきたい感覚に襲われます。
そんな奏者の思いが、お客様の「いつまでもきいていたい」につながっていたらよいのですが......

演奏終了後には、素敵なお料理がまっていました。モーツァルトの力で人が集い、生きる喜びをわかちあう、そんな素敵な会でした。

interplay

2011.Oct.16
カテゴリー: 音楽について

今日は「音楽とドレス 演奏家とデザイナーのinterplay」を開催しました。
20年以上ステージ用のドレスをお願いしてきた島田佳幸さんとの、これまでの活動を発表しました。

日本人として西洋音楽を演奏する私と、日本の生地を洋服に仕立てる島田さんは、お互い切磋琢磨して表現というものについて考えてきました。
そして昨年、仮縫いをしているとき突然、我々はジャンルこそ違うけれど同じ1点を目指して進もうとしているのだということに気づいたのです。

何かひとつのことを悟ったとき、どんな場面でも
、どんな世界でも同じだな、と思うことがよくあります。
言葉で正確にあらわすことができなくても、真理というのはたったひとつ、ある1点にしか存分しない気がします。

違う畑を耕しながらも、感じているものは同じ。
今回の企画も、製作課程の中でそんな喜びが常に込み上げていました。

小平真司 クラリネット ホライゾン

2011.Oct.15
カテゴリー: 音楽について

111015_horizon.jpg今日は上田情報ライブラリーでのコンサート「小平真司 クラリネット ホライゾン」に伴奏者として出演しました。
2年前にはじめてご一緒したときの衝撃は忘れられません。
小平さんは演奏しながら、音楽という世界の中で、視界をさえぎるものと必死で戦いながら「地平線」、そしてさらにその向こう側に広がる世界を見ようと、決して視線をそらさないのでした。
その衝撃から得たものを私の中でも熟成させながらの2年でした。
ソリスト、そしてお客様と同じ「地平線」を見ながらの2時間となったのならば嬉しい限りです。




レッスン

2011.Oct.14
カテゴリー: 音楽について

今日は東京宅でギターのレッスンの日でした。
精神的理由でどうしても指が1本動かなくてお困りになっていらした方が、なんと今日何事もなかったかのように、普通に動くようになっていたのです!もう、次々と曲が弾けてしまうし、綺麗な音がどんどん出るしで、本当に大喜びしてしまいました。
音楽を使って人にダメージを与えることはとても簡単に出来てしまいます。音楽を介して人と接するとき、そういった結果を決して招かないように、いつも気を付けていなければいけないとあらためて思いました。

音とエネルギー

2011.Oct.14
カテゴリー: 音楽について

111013_emapo.jpg昨日グルッポ・エマセネポーの初公演「きいてみよう!やってみよう!音と音楽を楽しむコンサート」が終わりました。
音楽というものは、「音」というものを使った、エネルギーの様々な動きだといえます。
私たち演奏家は、楽曲の中にどんなエネルギーが込められているのか、それをどんな形で表したらよいのかを研究します。
今回のワークショップでは、こうして私たちが音楽の向こう側に常に探し求めている、目には見えない「エネルギー」というものに、こどもたちの感覚を導くことが目的でした。
そこにアンテナを向けると、それは自然界のエネルギーにつながります。そしていつの日か、ふとした瞬間に、そのエネルギーと、自分自身の中にある生きるエネルギーが、ピタッと重なり、「生きている」ということそのものを客観的に感じとるときがくることでしょう。
ワークショップの中で、楽曲を楽器を使わず、風の音や小鳥、フクロウの声で表現する部分がありました。私もそれをやりながら、いつも「音」というものに目を奪われて見えなくなってしまう、大きなエネルギーの存在を感じました。
そして今日楽器を手にしたとき、大地にしっかりと根を張り、空に枝葉を広げる木が、風に吹かれるがままに心地よい音をたてるような、そんな音楽家になりたいと強く思いました。

ソナタ

2011.Oct.11
カテゴリー: 音楽について

今日は15日の「小平真司 クラリネット ホライゾン」の稽古でした。サン=サーンスのクラリネットソナタをやりましたが、「4楽章のソナタ形式」の世界を存分に楽しみました。ギターはシャープ系の曲がほとんどですが、この曲の第3楽章はフラットが6つです!本当に新しい世界という感じ。

笹で音楽を

2011.Oct.04
カテゴリー: 音楽について

今日はグルッポ・エマセネポーの稽古でした。楽器を笹の枝に持ち替えてそれをざわつかせる強弱で伴奏を表現する場面があります。
頭にどのようなエネルギーを想像しているかが丸見えになり、以外と難しい!
それと同時に水笛や瓶で出す鳥の声が他のパートを担当します。音程がない、自然の音の世界は結構はまります。
13日をお楽しみに!

コンデンサーマイク

2011.Oct.03
カテゴリー: 音楽について

AKGグルッポ・エマセネポーでの公演のため、どうしてもマイクが必要に。これまでいろいろなマイクを試しましたが、なかなか自分の理想の、使い勝手のよいものに出会えなかったのです。なにしろ10弦まであるし、低い音までしっかり出してくれるものがありませんでした。

音響に詳しい友人に助けを求めたところ、AKGのコンデンサーマイクを勧められました。
ボディにべたべたしたもので貼付けて使う、小さなマイクです。
音を出してみたら、これがものすごくよかった!驚くほどナチュラルでクリアな音質です。
AKGは録音のときに使用するマイクの中でもとても好きなメーカーでした。まさかこんな小さな製品まで作っているとはしりませんでしたが、さすがに優秀!

今日の稽古で実際にアンサンブルに使用しました。
つないだのは、はじめてコンチェルトを演奏したときに使用した、古いヤマハのモニタースピーカーです。かなり音量も確保でき満足!