軽井沢便り:クラシック・ギタリスト斎藤明子のブログ「軽井沢便り」

軽井沢便り

ホームコンサートの醍醐味

2011.Sep.27
カテゴリー: 音楽について

今日は、LMCというマンドリンオーケストラのメンバーの方々にお聴きいただくため、ホームコンサートで演奏しました。

普通のコンサートとは違う、お客様との密接な距離感が、演奏する側にとっても非常に楽しいものです。

また今日はお客様みなさんが音楽を熱心に勉強されている方々ばかりでしたので、トークもかなり内容濃く、盛り上がりました。

休憩のティータイムでは、演奏用ドレスの素材や構造について、たっぷりとご覧いただくこともできました。


何よりも、理解あるお客様に見守られ、こちらも色々と新しい表現方法に思い切ってチャレンジできるのがありがたいことです。

こうして奏者はお客様に育てていただくのです。

2011.Sep.25
カテゴリー: 音楽について

ヤマブドウ台風が去って、森に秋の香りが。季節が一変しました。
あわてて長袖やセーターを出して着用。
そして散歩に出かけました。

歩きながら、来週のコンサートで演奏する、クラシックギターの定番レパートリー「アルハンブラ宮殿の想い出」や「朱色の塔」を頭の中で爆破&再構築しました。

なめらかに流して歌っていくやり方を追求してきましたが、やはり限界を感じます。
次第に自分でも飽きてくる、または歌いすぎて気分が悪くなるなど起こるわけです。

この秋、森を歩きながら、もう少し自分と距離が持てるような表現方法を見つけていきたいです。

音量差があれど...

2011.Sep.23
カテゴリー: 音楽について

110923_cypress.jpg今日はホテルサイプレス軽井沢でクラリネットの小平真司さんとの演奏でした。クラリネットはギターに比べかなり音量がありますが、最近あえてPAを使わず伴奏しています。音楽的にお互いが納得のいく状況になっているときは、どんなに音量の差があってもしっかり聞こえるので不思議です。

大嶋義実さんの勉強会

2011.Sep.20
カテゴリー: 音楽について

今日はフルーティスト大嶋義実さんを、大賀ホール演奏者ラウンジにお招きしての勉強会vol.4。

18世紀に行われていたであろう演奏スタイルを、モダン楽器で追求しています。
受講する楽器は、ギター、マリンバ、クラリネット、ヴァイオリンと様々です。
どの楽器でもそのメリット、デメリットを考え、形になるように試行錯誤。

曲はバッハの無伴奏や、モーツァルトのデュオ、クァルテットをやりました。

これまでに自分の中で何となく出来てしまった「こう弾かなければならない」という既成概念をどんどんぶち壊して、柔軟な思考を持てるよう、「もっとやれる、もっとできる」と助けていただきます。

勉強会の4時間の間に、新しい世界が次々と開けてきました。

稽古

2011.Sep.17
カテゴリー: 音楽について

グルッポ・エマセネポー今日はグルッポ・エマセネポーの公演の、音楽部分の練習をしました。
メンバー全員でただいま研究中なのは、不均一な状態こそ美しいとされていた、18世紀の感覚です。
その奏法でグノーのアベマリアなどをやってみました。
ひとつひとつの音に全て違う情報をのせていこうと、脳はフル回転です。
そうやって作った美しさを全員で共有できるまでの試行錯誤の3時間。充実!

初稽古

2011.Sep.14
カテゴリー: 音楽について

エマポー初稽古今日はグルッポ・エマセネポーの初稽古でした。
クラシックの演奏家と、ワークショップ・エンターテイナーのユニットです。
音楽が持つ色々なエネルギーの在り方を、わかりやすくショー形式で舞台にしようという試みを始めたばかりです。

何度もミーティングを重ね、表現方法を試行錯誤し、いよいよショーの部分の稽古に入りました。

何でも誇張してやらなければならないので、これはよい勉強になります。
特に笑いをとるための芝居は、実際に自分でやってみるとものすごい集中力が必要で、メンバーが次々を「緊張する!」を連発。

さあ、どんなショーに仕上がるでしょうか!

制作現場

2011.Sep.12
カテゴリー: 音楽について

葡萄これはイラストレーターである父、斎藤融の新しい作品です。前述の著作の出版にあわせて、また新しいスタイルをつくりだしました。墨を多用し絵手紙風なんだけれども、どこかヨーロピアンな香りです。

下書きから完成するまで、父はただ淡々と穏やかに作業をすすめるだけなのです。でも私にとっては、目に見えないある一点を見据えて、ひとつひとつを決断しかきすすめていく時間は、本当にスリリングです。

何かを形作るという意味では同じことをやっている私には、毎日のようにこうした瞬間にたちあえることは喜びであり、大きな財産でもあります。

私が感激しているところに、グサグサとダメを出していくのは、アートとはまるで縁のない母です。
ここがこうだからダメ、もっとこうしなきゃダメと、どんどん具体的な指示を平気で出します。そして父は母が納得するまで努力するのです。

恐るべき母です。

母のダメ出しは当然私にも及びます。
今日もバッハをさらっていると
午前中は「なんだそれ!」を連呼。
しかし夜には同じ曲をひいているのにもかかわらず「朝のはダメだけど、その曲はいいねえ」と言わせるまでに!

グルッポ・エマセネポーのミーティング

2011.Sep.08
カテゴリー: 音楽について

グルッポ・エマセネポー ミーティング今日はグルッポ・エマセネポーのミーティングでした。
軽井沢周辺に住むクラシックの演奏家と、軽井沢在住のワークショップ・エンターテイナー、なおやマンとしま:アイのユニットです。
ワークショップ形式で、音楽の持つものをよりわかりやすい形で伝えてみようと画策中。
「音とは何ぞや」「音楽とは何ぞや」といった内容の非常に深いディスカッションが数時間にわたって繰り広げられる、とっても厳しいミーティング。10月13日に行うはじめての出し物が、少しずつ形になっていきます。

室内楽

2011.Sep.05
カテゴリー: 音楽について

ムージカ・エマセネポー今日はムージカ・エマセネポーのメンバーで室内楽の勉強会をみっちり4時間がんばりました。

楽器は、クラリネット、フルート、ヴァイオリン、ギターです。
サン=サーンスのクラリネットのためのソナタと、モーツァルトのフルートクアルテットをやりました。

「合わせる」ということをしようとすると、まずは同時に鳴るべき音が同時に出せるかどうかにとらわれがちです。でも実際は、音楽の表現方法が同じ路線に乗っている場合、音が出ていない部分で何かを共有できたとき、「合った」という感触を得るものです。今日はそんな瞬間をたくさん作ることができ、楽しかったです。

音のはじまり

2011.Sep.02
カテゴリー: 音楽について

台風で落ちてしまった栗今日は9月27日の東京でのクローズドのコンサートのプログラムをさらいました。
"魔笛の主題による変奏曲""ハンガリー幻想曲"など、クラシックギターの定番レパートリーです。こだわっているのは、音がはじまる瞬間です。「小節」というものの意味を考えながら、音のたちあがりに次々不揃いな情報をのせていきます。ちょっと気を許すと、いつのまにか同じような音の羅列になってしまいます。うまくいくと、とても立体的で動きのある形が生まれます。
今日は台風の森のざわめきがお手本です。